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July 28, 2006

広報コンプライアンスとメディア

企業は二次クライシスを引き起こす前に、不祥事を起こさない方がいいに決まっています。しかし、つねに問題が内在しているのが会社というものです。クライシスを起こさない方がおかしい、といっても過言ではありません。そこで、コンプライアンスという考え方が導入されたわけです。

広報のレピュテーション・マネジメント(Reputation Management)という概念が、コンプライアンスの背景にあると思います。広報コンプライアンスは、先ず、不祥事を起こさないようにして行く、という考え方からきたものです。

コンプライアンスの根幹にあるものは、企業の理念であり、方針です。次に、組織的として、これをどう浸透させていくか、が問われるわけです。対蹠的処方は、根幹がしっかりしていないと、何かコトがあると、容易に二次的クライシスを引起こすことになります。

桐蔭横浜大学コンプライアンス研究室センターの郷原信郎特認教授は、企業が形式的なコンプライアンスを行うと→従業員に「事なかれ主義」が蔓延し、本来プラスをもたらすべきものが、ネガティブ・スパイラルに入り込んでしまう、と警告しています。

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July 26, 2006

広報コンプライアンスとメディア

企業不祥事は、いきなりドカン!と発覚され、出て来ます。じわじわと次第に大きくなる性質のものではありません。そこで、当事者にとっては、もちろん慌てふためくことではありますが、メディアにとっても”降ってわいた”こと。かれらも慌てふためいているわけです!

そんなときに、企業の代表者から、前述のようなとんでもない発言があると、企業側に立って、冷静に判断してくれ、と言っても、無理な相談です。

メディア対策として、日頃から「メディアトレーニング」を受けていれば、”二次、三次クライシス”を防ぐことは可能です。「メディア・トレーニング」を受けて、テレビに映る自分の姿を自分で気づくのが一番いいのです。

日本の企業もコンプライアンスに対する考え方の浸透とともに、今後、メディア・トレーニングを受けるケースが多くなってくると思います。

私は「メディア・トレーニング」は社内で実施するのは難しいと考えます。社長に忌憚なく、ダメだしをしたり、表情に注文をつけたりすることはなかなか出来ないからです。

外部の広報コンサルタントに依頼するした方がいいでしょう。

「メディア・トレーニング」では、まず、社長などインタビューを受ける人の服装から、座り方、目線、ジェスチャーをその場にふさわしいあり方を指導します。

そして、重要なのは対処の仕方。次のような基本的な注意事項です。

*会見での出席者は社長および担当責任者

*正直に話す

*回答を小出しにしない

*守る一方の姿勢ではなく、冷静に対処する

*議論をしない

*他人を攻めない

*丁寧でありながらシッカリとした自己姿勢を保つ

                       ー続くー

July 24, 2006

広報コンプライアンスとメディア

「私は寝ていないんだ」(2000年6月、雪印集団食中毒事件)、「軽いノリでやった」(横浜ホテル建設)、「聞いちゃったかもし知れない」(村上ファンド)--、

社長・代表の軽佻浮薄な一言が、鵜の目鷹の目で世の不正・不合理を狙っているメディアの瞳孔をいっせいに開かせ、メディアから袋たたき状態にされる。メディアファシズムのエジキとなり、社会から抹殺されてしまう。

もともと、クライシス状態を引き起こした当事者の不注意な発言によって、”二次クライシス”を招いてしまう。最悪の状態ですね。

広報コンプライアンスは企業の命運を左右するほどの重要な要素です。

引き続いて、広報コンプライアンスについて述べていきます。

July 14, 2006

効くプレスリリース2

*見出しは一番最初に目が行くところ。とにかく注意を引くように、工夫する。(ただし、単にオーバーであったり、事実でなかったりしてはしてはいけない。)リリースの中でのニュースバリューが何であるか、を考え、絞り込む。

*リードは文字通り本文を読ませるためにある。ここで、すべてを言わなくともよい。リリースの中で特筆すべきことを言う。ただし事実に基づいたことであることは言うまでもありません。

本文のポイントーー

1)5W (Who, What, When, Where, Whom ) および1H ( How )を最初の2パラグラフまでに入れること。なるべ早く、要点のすべてを述べることがだいじです。

2)専門用語は極力少なくする。業界紙向けのリリースは別にして、一般紙などのメディア向けのリリースに専門用語の羅列はマズイ。最低限、用語の解説をつけること。

3)本文の長さはA4サイズで2ページまで。長い原稿を書いても会社はクビにならないかもしれないけれど(^^)。

4)恣意的な表現を避ける。たとえば「特別の」、「画期的な」、「優れた」、「効果的な」、「印象的な」、「ダイナミックな」などという表現。これらの言葉を使う場合は、「○○だから画期的」、「○○だから効果的」、というように、必ず背景を説明する必要があります。

5)トップのコメントを入れる。外国政府や外資系企業のリリースには、トップのコメントが入っている場合が多い。リリースにふくらみをつける、発表者の統一的な意思を伝える、という効果があります。

最後に:プレスリリースは、広告とは違います。冷静で、簡潔に。しかし、ポイントは工夫を凝らして、ニュースバリューを感じさせる表現を使う。

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July 06, 2006

パワフルなプレスリリースの書き方

広報の基本中のキホンはプレスリリースです。

マスメーリングは役に立たない、と言われているのに、

なぜ、プレスリリースを送るのか?そこにはパブリシティのチャンスが生まれるからです。メディアを通して無料で掲載・露出される価値のある情報である限りは!

同じテーマ、内容のプレスリリースでも、書き方次第で、取りあげらるものとゴミ箱行きになるものとの違いがでてきます。

効くプレスリースにはいくつかの共通項があります。ポイントをご紹介しましょう。

*プレスリリースの長さ: 本文は、出来ればA4で1ページ、多くても2ページ以内に
 おさめる。プレスは通常、だらだらと書かれたリリースをゆっくり読むヒマはない。

*見出し: 一番先に目が行くのが、当然ながら、見出し、ヘッドライン。インパクトの   強い表現にすることが重要です。例えば「A社が営業支援サービスの新ソフトを発表」より「A社の新ソフトが営業支援サービスの改革に一役」のほう がインパクトがあります。見出しには、能動的な表現を使うこと。例えば「--新製品を導入する予定」ではなく、「新製品を導入」、というように。ただし、誇張はダメです。

*リード部分:ここは思い切って、特筆すべきことを述べ、必ずしも、すべてを言わな
 くてもよい
。ただし、事実に基づくことが重要。趣旨がここで分かるような書き方をする。言い換えると、結論をここで述べること。

                    (続く)             

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